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東日本大震災が起きた日
2011年(平成23年)3月11日 金曜日の14時46分18秒に発生した東日本大震災、あれから9年が経ちました……。
警察庁のまとめでは、岩手・宮城・福島の3県を中心に、亡くなられた方は1万5,899人、震災後の避難生活などで亡くなられた震災関連死は3,739人、行方不明の方も2,529人に上るそうです。(2019年12月10日現在)
復興庁が2020年2月10日現在でまとめた震災による避難生活者は約4万8,000人と、この1年で6,000人減少したとのことです。災害公営住宅は計画の99%にあたる約3万戸が完成しています。
津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市では2020年1月、プレハブ型仮設住宅に入居していた最後の1世帯の退去が完了しました。
こうして住居の問題は解消されつつありますが、被災された方々の心は、まだまだ復興にはほど遠いようです。
被災された方の言葉は重い
以下は、震災後目にした被災された方の言葉です。
3月11日を忘れないようにしよう、ということは、よく言われます。
しかしその日は、忘れないようにする日ではなく、忘れられない日です。
忘れたいのに忘れられない日が3月11日です。
いちばん忘れちゃいけないのは、なんてことない、ほんとうになんでもない日々です。
幸せだったはずの、前の日なんじゃないかと思います。
朝起きたとき、そして、夜寝るときに忘れちゃいけないのは感謝の気持ち
あれから9年、ともすれば記憶が “風化” していることに気付かされます。でも、被災された方にとっては、風化しようがない出来事だったのです。
人間はどんなに悲しいことがあっても、「日にち薬」のお陰で長い時間をかけて悲しみを癒やすことができます。
でも、昨日まであった当たり前の生活、家、思い出の品々・・・そうしたものが津波で一瞬にして押し流され、さらに、愛する家族・家族も同然のペット・親戚・友人を失った悲しみは、9年ごときの時間では到底癒えるものではないでしょう。
今はまだ未災者である自分も、いつ被災者になるか分かりません。それまでは朝起きたときには昨日と同様元気に朝を迎えられたことに感謝し、夜寝るときには無事に一日を過ごせたことに感謝して過ごしていきたいと思います。
そして、今日は地震発生時刻の午後2時46分に、鎮魂の祈りを捧げることにします。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2020.3.11記)